素敵なおひとり様

6月1日から施設での面会のルールが変更され、居室での面会が可能になりました。
コロナ禍前に戻ったのです。
今回初めて居室で、被後見人のAさんと二人で話をすることができました。

Aさんは、92歳の女性です。認知症を患っており新しい記憶は残っていないことが多く、
先月も会って話をしたことも、やっぱり覚えていませんでした。
今日で3回目なので、無理もありません。
でも、笑顔で優しく接してくれます。


チャーミングで笑顔が素敵なAさんに、施設からの要望がありました。
施設の広報誌等に載せる写真を撮らせてほしいと。
入所時の確認の時にはNGだったのですが、入所から半年が過ぎ施設での生活にも
慣れてきたようなので、気持が変わったかとの期待です。
施設の職員の方と一緒に、Aさんに事情を説明してお願いしてみました。

答えは「いやだ」。だって写真嫌いなんだもん。NG
「こんな美人を撮ったら大騒ぎになって、女優になっちゃうよ」なんて茶目っ気満々ですけど。

残念ながら今回も断念です。

その後、日常の楽しみ、好きな食べ物や若い頃の思い出話をしました。
Aさんは、私の亡き母と同学年なのです。生まれも同じ茨城県。何か縁を感じました。

面会時間は30分位ですけれど、来月からも色々な話ができればと思っています。
Aさんのこともっともっと知りたいと思います。


この記事を書いた人

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長妻光行

「ひとりじゃない!!を感じながら日々を過ごせるように」を目的に

2020年4月 一般社団法人クオリティライフサポート協会 設立

事務的な準備・対策はもちろんのこと、同じような境遇の人たちと繋がり、心豊かな人生を愉しめる「場」をつくりたい思い、この仕事を始めました。