高齢者だって、支える側に!

年齢だけで決めてはいけない。

70,80代が社会貢献に意欲的になってきている。
高齢者だからと言って、支えられるだけじゃない。
社会とつながり、支える側で活動している高齢者が少なくないということです。

ボランティア活動に参加している人は、70代で約23%、80代以上で約20%いる。(東京都調べ)

ボランティアだけではない。
配偶者をなくし、心にぽっかり穴が開いてしまった72歳の女性が
ヘルパーの資格を取得して、73歳で介護ヘルパーとして働き始めた。

その後、働きながら80歳までの間にケアマネージャー等の資格も取得した。
介護利用者は、年齢も同じくらいで、食べ物の好みや話題が合い仕事が楽しい、と言う。

22年8月に脳梗塞で倒れたが、退院後はケアを受ける側になり、リハビリを続けている。
今では、仕事復帰への手ごたえを感じ始めていて、秋にはなんと90才になる。
心に寄り添って、思いをくみ取る。自分だからこそできるケアがあるとの思いを胸に、
介護現場に戻る努力を続けている。

定年退職後、どうする?

人生100年時代と言われる中、定年退職後をどう生きるかは大きな課題です。

私の周りでも、もう少し現役、再雇用、再就職、生涯現役。
本人の意思や会社都合によって、それぞれです。
それも65歳まででしょうか。

そこから先は、もう働きたくないという人もでてきます。
今の時点では。
健康であれば何か始めたくなるのではないでしょうか。
フルタイムでなくても、社会とのつながりが無くなるのは
不安でもあるだろうし、生きがいにもつながると思います。

先輩方を見ていても、いったん区切りをつけて、
一休みするとその後、「社会とのつながり」を求めています。

仕事としてだけではなく、ボランティア活動も
今後さらに増えていくのではないでしょうか。

地域とのつながり

定年退職後の居場所つくりとして、地域との関わりが必要だと思います。

男性の方が人付き合いに消極的だという統計もあり
「退職後の男性をどう地域に引っ張り出すかが課題」だと言われています。
男性は、「社会的意義」を感じると動くらしいですね。

あなたは、どう考えていますか?
定年退職前でも、早すぎることなんてないと思います。
気づいた時がスタートです。

おひとり様は、特に地域とのつながりは大切です。
積極的に行動していくことで、要介護や認知症になるリスクを
抑えられるようです。

この記事を書いた人

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長妻光行

「ひとりじゃない!!を感じながら日々を過ごせるように」を目的に

2020年4月 一般社団法人クオリティライフサポート協会 設立

事務的な準備・対策はもちろんのこと、同じような境遇の人たちと繋がり、心豊かな人生を愉しめる「場」をつくりたい思い、この仕事を始めました。