意思を伝えることの大切さ

突然ですが、婚前契約って知っていますか?

私は、以前聞いたことがあるのですが、その時はあまり現実味を感じませんでした。
今回は、ちょっとビビットときました。

それは何故か?
婚前契約なるものがなぜ必要になるの?
簡単に言ってしまえば、結婚する二人の
結婚前にはわからなかった価値観の違いや考え方の違いが出てくるんですよね。
伝えていないんですよね、お互いに。
解ってくれていると思っているだけで伝わっていない。

無理もないですよね。まるっきり違う環境の中で育ってきた2人が、
ひとつ屋根の下で暮らすんですから。
例え数年の恋愛期間があったとしても。
恋愛当初は、色々な話をしていたとしても、
一緒に生活していくという現実的な感じでの会話ではなかったのかも。

「恋愛と結婚は別」と言われることもありますよね。
恋愛とは別と割り切って結婚した人でさえ、同じような問題は起こるのでしょうけれど
割り切っていれば、覚悟の上として乗り越えられるの?忍耐?
ちょっとおおげさだけど、昔よくあったような「政略結婚」「人質として嫁に行く」
今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」でも描かれていますね。

でも、結婚後の価値観の違いのようなことは大多数の夫婦に起きることであって、
その中でどのように折り合いをつけていくかが現実ですよね。

婚前契約とは

結婚前に結婚後の様々な事柄についてお互いの価値観や考え方のすり合わせを行っておくことで、
円満な夫婦関係を継続させることが目的であると考えられます。

財産や離婚に関することだけではなく、日常生活、子供のこと、親族との関わり等のことを
結婚前(入籍前)にお互いの考えや価値観を話し合いとりきめをしておくことが、
夫婦円満を継続させることだとするものです。

意思を伝える、意思の疎通、意思の確認、コミュニケーションと言われることが不足しているの?

「言わなきゃわかんないよ」「言ってよ」

言わなくても・・・・・

言わなくてもわかっていると思っている、以心伝心なんて言う言葉もあるし、
言ったつもり、
「そのくらいわかってよ」「言わなくてもわかるだろ」

先日の新聞の人生相談での話ですが、
結婚してから、夫は子供が欲しくないという事実がわかったという話。

結婚前にわからなかったんですかね、お互いが自分の価値観の中で当たり前だと思い、
話題にもしなかったのか。
子供が欲しい欲しくないの問題は、大きな問題ではないですか。

大事なのは、意思を伝えること、意思を確認すること、話し合うこと
お互いがひとつの問題に対しての考え方を意識して話し、確認することが大事ですよね。

だから、婚前契約なるものが出現してくるんではないでしょうか。

おひとり様は誰に伝える?

夫婦間でさえお互いをどこまで理解しているかわからないのだから
家族のいないおひとり様にとっては、いざという時のために
自分の考え方、自分の意思を誰に伝え理解してもらうかが重要です。

自分の人生観、価値観、やりたい趣味、行きたいところ、過去に諦めたがやっぱりやりたい事
意思表示ができなくなった時のこと、最期のこと等たくさんあります。

伝え、理解してもらい、実行してもらうことの大切さ。
想いを託し、受け止めてくれる相手が必要です。

この記事を書いた人

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長妻光行

「ひとりじゃない!!を感じながら日々を過ごせるように」を目的に

2020年4月 一般社団法人クオリティライフサポート協会 設立

事務的な準備・対策はもちろんのこと、同じような境遇の人たちと繋がり、心豊かな人生を愉しめる「場」をつくりたい思い、この仕事を始めました。