思い出の物かな?

今月も面会してきました。後見支援員として、施設にいるAさんに。

まだまだ、覚えてもらえません。
「覚えている?」から始まるのですが、「知らない!」

「先月も来たんだよ」、「もう3~4回会ってるよ」、「月に一度だから無理かな?」

「月に一度ぐらいじゃ忘れちゃうよ」

でも、なんとなく誰だかは覚えていないけど来てくれた。ような感覚はあるのかも。

先月、施設入所前に住んでいた住まいの退去が行われました。
区の賃貸住宅に住んでいたのですが、ひとりでの生活に支障が出てきたために、
去年の年末に施設入所となったのです。その部屋の荷物等の撤去です。


その時にでてきた指輪やネックレス等をAさんに持って行ったのですが、
「知らない」とのこと。

「私、こういう物は好きじゃないから」と興味なし。
「でもね、部屋にあったんだよ」と説明しても「知らない」

「洋服に合わせるの大変だよ」と言ったりもします。
持ってはいたけど、あまり使ったりはしなかったのかも。

この様な物を部屋に置くのは、色々なトラブルのもとになるとの
施設からの助言もあり、社協で保管することになりました。
本人にもそのように伝え、持ち帰りました。

次回も楽しみ

今回も、元気に話をしてくれました。
日常の出来事や思い出話等、あっという間の30分間でした。

会話の中で、Aさんからの提案がありました。
今度来た時に、「・・・・・・・」と言ってみて、思い出すかもよ。

「・・・・・・・・」は秘密ですが、茶目っ気のあるAさんらしい合言葉。
誰にでも言うことではないので、思い出すかもよと言うことでした。

次回訪問が楽しみです。

この記事を書いた人

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長妻光行

「ひとりじゃない!!を感じながら日々を過ごせるように」を目的に

2020年4月 一般社団法人クオリティライフサポート協会 設立

事務的な準備・対策はもちろんのこと、同じような境遇の人たちと繋がり、心豊かな人生を愉しめる「場」をつくりたい思い、この仕事を始めました。