新聞の「くらし」欄に出ていた記事がささりました。
スーパーマーケットで、「売りは何ですか?」
地域の暮らしを支えるスーパーマーケットでの話です。
食品を安く仕入れて、いかに安く売るかの話ではありません。
地元の食文化を伝えたり、専門技術を生かしたり、
国際色豊かな食材を並べたりと、
「ご当地ス-パ-」とも呼ばれ人気を集めているのです。
強みを生かす
社長の考え方ひとつで、集まってくる従業員もかわり、
一芸に秀でた人たちが入社してきたと言います。
それぞれが担当する売り場での仕入れも任されたり、
新たな商品開発をしたりして、
金額だけに捉われない喜ばれる商品作りを目指して、
お客様との信頼関係を築いているようです。
ワインの達人がいたり、野菜ソムリエがいたり
元パティシエがいたり、
「お客様心をつかんでいる」のです。
テレビ番組でも、人気飲食店・繫盛店を紹介する番組がありますが、
紹介の仕方は色々です。
いつも観ながら、その店の魅力、なぜこんなにお客様が集まってくるのかを
楽しみながら観てしまいます。
常連さん・リピーターさんは、近所の方たちだけではなく、
口コミだったり、ネットでの情報だったりして、
数時間かけて通ってくる方や外国人観光客も多いと言います。
決して、立地や金額だけの問題ではなく、
どこにその店の魅力があるのだろうか?と
ものすごく気になってしまいます。
秘訣は?
新聞記事では、スーパ-は「食の安全」を売る場所。
売る人の顔が見えれば、信頼につながるとありました。
現代流のSNSを活用したり、マイクパフォーマンスを利用したり
商品を並べているだけではない、
季節感を大切にしたり、オリジナル品を開発したり、
それぞれに工夫を凝らしているのです。
個々の売り場が創意工夫をして、
それを総責任者が取りまとめて、価値を高めているのです。
チーム力
業種が変われど、みなおなじではないでしょうか。
1人の力ではできないことがほとんどで、
チーム力・組織力が必要とされると思います。
私にささったのは、「従業員が店の売り」という社長の言葉です。
個々の力、
そして、それぞれの力を総責任者がまとめ上げているのです。
まとめ
相続コンサルタントという立場でも同じです。
係わる専門職の方々それぞれの力と
その力を結束させたチーム力で
より良いサービスを提供することが使命だと思います。