現実に身近におきた、おひとり様の突然死。
以前からの仕事のつながりで起きた事例。天涯孤独と聞いていたビルオーナーが突然亡くなりました。
6月にお会いした時は、元気だったのに。発見がそれほど時間がかからなかったようで幸いです。
元請けの担当者がオーナー宅を伺って、初めて亡くなったことを知らされたとのことです。
色々な情報が整理されていなく、ビル管理の関係会社にも連絡もできていないような状況だったのです。
多分専門家が入って色々なことが進められていることとは思いますが、考えただけでも複雑そうです。
色々な取引先があり、連絡先もよくわからず、契約がどうなっているのか。
ビルの最上階が自宅になっており、階下には入居テナント。ビル管理の各社等とそれぞれ契約があったことと思われます。
建物の立地条件がいいので、今後の話は進めやすいかもしれませんが・・・・・。
私の元請け会社も顧問弁護士が色々な調査をして、先方とのやり取りを行っているようです。
もしかしたら、対象のビル以外にも不動産があったかもしれない。
何の準備もないま
オ-ナ-が自称「おひとり様」なので、何の準備・対策もしていなかったら、
今、死後事務を担当している人は大変な思いをしているのではないでしょうか。
資産のある人は、ちゃんと対策をしていることが多いように聞きますが、
今回のケースはどうでしょうか。
どのように何日位で発見されたのか、本当に相続人はいないのか、葬儀は?
各取引先とのこと、財産状況、ビルは売却、解体?誰が話を進めているのか、
ついつい色々なことが気になってしまいます。
6月の時は元気だったのに、「まさか、こんなに突然」が実感です。
当の本人だって
まだ先の事、何とかなるだろう、考えたくもない、と先延ばししていたのか
しっかりと準備していたのかも不明です。
かたや、身近な例として、後継者がいないため、
今年6月に廃業の手続きをして事務所も処分した先輩がいらっしゃいます。
各取引先にも影響を与えることにもなるので、慎重な手続きが必要とされますよね。
「元気なうちに」をモットーに責任ある終い方だと思います。
事業をしている人は、しっかりと事前準備をするべきです。
おひとり様の経営者にとって、事業の事と自分自身の事がありますね。
「まさか・・・・・・」が現実には起きるんです。