今月も後見支援員として、Aさんに会ってきました。
相変わらず元気に過ごしているようで安心しました。
「こんにちは、また来たよ」「わかる?覚えている?」で始まるのですが、
「知らない!」との返事です。
でも、何となく記憶に残っているのかなと微妙に感じます。
8月のお盆が近いので、「お盆」のこと覚えている?と聞いてみました。
子供の頃のことは覚えていることも多いようです。
「おはぎ」とか好き?
「甘いものはあまり好きじゃない」
「でもドーナツが好きだった」
そんな昔の話をしながら、「たまには散歩とか外に出ることあるの?」と聞いてみたら
「ない」との返事。
その部屋は3階にあり、南側には高い建物がないので、
「この部屋からは眺めがいいからよかったね」と言ったら
「青い空が見たい、いい景色が見たい」と。
部屋の窓からも青い空は見えるけれど、景色としてはちょっと殺風景過ぎて物足りないのだろう。
毎日施設の中にいるのは、空調がきいていて快適かもしれないけど
時には、外の空気も吸ってみたいと思うのだろう。
Aさんに限らず他の入居者も。
自分一人では、自由にならないもどかしさを心の中で感じながら・・・・・