危機感の差、視点の違い?

気候変動よ地球温暖化ということはよく耳にすることだと思います。

気候変動が「環境問題」であるだけではなく、「安全保障問題」でもあるという新聞記事を読んで、びっくりしました。
自分では気候変動は、省エネなどの環境問題として捉え、そのため、SDGsの活動等が盛んになってきているんだと考えていました。

地球温暖化による気候変動が、色々な国で自然災害を引き起こしてニュースになっているのを聞き、地球にとって待ったなしの重要な問題になってきていることは感じてはいました。

しかし、「安全保障問題」にもなっているとは知りませんでした。「気候安全保障」という考え方が、欧米を中心に広がっているということです。

2007年に英国は、気候変動を国連の安全保障理事会の議題にするよう初めて提案しています。

地球温暖化による干ばつや洪水などの自然災害が多発すると、難民の発生や食糧危機によって紛争や治安の悪化が懸念され、国の安全そのものに直結する問題として認識されているのです。
(干ばつや洪水などの異常気象の被害から逃れるため、国境を越える人が増えると難民問題や政情不安を引き起こし、安全保障上のリスクになります。)

防衛省は昨年8月に気候変動対策戦略を策定し、大雨や海面上昇による基地や自衛隊への影響等を安全保障上の懸念としており、昨年12月には、日本政府の国家安全保障戦略の中に「気候変動対策」が盛り込まれました。日本も国家レベルで変わってきているということです。

このような地球レベルの問題においても、環境や問題の捉え方によって、対応に差が出てくるのですね。

陸続きの国境の国と日本のような島国では、危機の捉え方や視点が違うのだと感じさせられます。

もっと身近なことに置き換えてみると

私達の日常生活においても同じ様な「危機感の差、捉え方の差」があるのではないでしょうか?

周りで問題になっていても、本人の考え方や問題意識の差やそのタイミングによって捉え方が変わり、対応に違いが出てくるのではないでしょうか。

相続対策、生前対策、終活等の色々な言葉が話題になっていますが、「何をしたらいいいのか」「いつ始めたらいいのか」「誰に相談したらいいいのか」等のことをよく聞きます。

問題意識を持った時がスタートです。

視点を変えてみると捉え方が変わります。自分のことを違った角度から見ると、問題意識が芽生えるかもしれませんよ。

それは、あなたの、「情報」の受け取り方が変わってくるからです。関心がある無しで「情報」に対する反応が変わりますよね。

自分から「情報」を遮断してしまったら、先には進めない。

この記事を書いた人

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長妻光行

「ひとりじゃない!!を感じながら日々を過ごせるように」を目的に

2020年4月 一般社団法人クオリティライフサポート協会 設立

事務的な準備・対策はもちろんのこと、同じような境遇の人たちと繋がり、心豊かな人生を愉しめる「場」をつくりたい思い、この仕事を始めました。