「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」と読みます。
令和5年1月7日(土)3年ぶりに大根まつりが開催されました。
TVのニュースを観て、大根のお寺?という感じで、浅草のどこにあるのだろうと思っていましたが、今回近くを通りかかり発見しました。そして、限定配布1000本の大根の最後ギリギリのところで頂くことができました。
コロナが終息し、いい年になりますように!!
聖天さまのことは全然知らなかったので、ちょっと調べてみました。
浅草寺からほど近い、東京の街中にある日本三大聖天の一つ待乳山聖天 本龍寺は東京のお聖天さんを祀るお寺で最も有名なお寺です。創建は古く、なんと推古天皇の時代である595年とされています。
古くから信仰されてきた待乳山のお聖天さんは浅草七福神という七福神を祀る浅草周囲の寺院の中で毘沙門天像を祀る寺院としても有名です。
待乳山聖天の宗派は「聖観音宗(しょうかんのんしゅう)」です。
「聖観音宗」とは浅草寺を本山とした仏教の1宗派のこと。本龍院というのが正式な名称です。
浅草寺は1950年より前は天台宗に属していましたが、1950年以降は聖観音宗の総本山となりました。
お聖天さまは仏さまである十一面観世音菩薩が化身され、仏さまのご慈悲と神様の威徳とを兼ね備えられるお方なので、特に「天尊」と言われます。
お聖天さまは秘仏中の秘仏とされ、人々の目に触れることを許されていないのです。 ですから、十一面観世音さまを拝むことを通し、 お聖天さまを拝むのです。
お聖天さまは、あらゆる人の心を見抜き、財を求める者には財を、悲しまれている者には喜びを、病の者には健康を、現世のありとあらゆる願いを聞きとどけて下さる天尊さまです。 現世利益のチャンピオンと言われています。
お聖天さまの好物である「大根」と「巾着団子」 そして「酒」を必ずお供えします。大根は健康良縁を表し、巾着団子は 富、商売繁盛を表すのです。
大根は清浄、淡白な味わいのある食物としてすべての人に好まれ、しかも体内の毒素を中和して消化を助けるはたらきがあるところから、聖天様の「おはたらき」をあらわすものとして尊ばれ、聖天様のご供養に欠かせないお供物とされています。
私たちはそのお下がり(おさがり)を頂くことによって、聖天様のお徳をそっくり頂戴し、身体と、心の健康を得ることが出来ます。昭和49年(1974年)より、毎年正月七日に大根まつりを行い、元旦以来ご本尊様にお供えされた大根を、フロふきに調理して、御神酒と共に頂くのです。
今回は感染対策をかねて、自宅でいただくよう大根限定1000本が、大般法要後に配布されました。
色々と知らないことがいっぱいあります。
令和5年1月7日に、隅田川七福神をお参りした後に、浅草側に渡って「聖天さま」を発見しました。